猫と活字中毒者の私生活切売り日記

広義の推理小説好きなmadaraが飼い猫きなみ社長、雲丹専務、笹身部長との日常を綴ります。


物語の舞台は1944年。英軍パイロットのブライアンとジェイムズは幼馴染で、二人一緒に、ドイツの奥深くで密やかに進んでいる謎の建築物の航空撮影をするという任務に就くんだけど、ドイツ上空で撃墜され、機は墜落。二人はパラシュートで脱出するんだけど、脱出できたと安堵する暇もなく、警察犬とドイツ兵とに追われ逃げ惑う。で、たまたま通りかかった病院列車に乗りこみ、正気を失ったナチの将校になりすまし難を逃れようとする。だけど、彼らが搬送された精神病患者の施設、通称「アルファベットハウス」は一般人の立ち入りは禁止、警備は厳重、逃げれば銃殺という過酷な場所だった。その上、二人以外にも狂気を装った患者が数人いて、彼らはドイツ軍が接収した財宝を横流しし、戦争が終わるまで病院でキチガイのふりをしている将校たちだった。で、ブライアンとジェイムズは狂気を装う悪徳将校らに虐待され絶体絶命となるんだけど~ブライアンだけが病院の脱出に成功する。
その28年後、ブライアンは、ジェイムズを捜しにドイツを訪ね、アルファベットハウスにいた悪徳将校らを見つけ・・・という物語である。

この作家の名前は知っていたんだけど~有名な人だと読みたくなくなるのが常なので(?)今まで読まずに来た。
だけどね、今回「アルファベットハウス」を手にとったのは、訳者の鈴木恵氏のファンだから。
この訳者さんね、無駄な点が((読点(とうてん)[、]))無いというのと、読点の位置に違和感が無いわけよ。最近、若い訳者さんが増えて来て、文章内にら抜き言葉が多かったり、無駄に点を打って意味が分り難かったりして、同じ行を何度も往復したりしてストレスを感じているもんで~それで、安心して読める訳者さんの本を手に取ったという次第である。

物語の感想はというと、よくできた物語で、1部は圧巻の出来、だと思う。作家は、人の描き方も上手いし、物語の筋立ても上手いので、平均点は軽く超えているしね。で、1部の出来があんまりにもいいもんだから、最後のドタバタ劇が余計だったなと思わずにはいられないけども~こういう場面でハラハラさせられるのも読書の楽しみの内だから、ヨシということで☆4つ。(満点5つ☆)

この作家ユッシ・エーズラ・オールスンさんね、シリーズものも書いているそうなんだけど、そっちも鈴木氏の訳かな?だったら、攻めてみよう、そうしよう。







↑絶版だけどキンドル版は生きているらしい(?)。

@ぬきさしならない依頼 ― ロスの探偵エルヴィス・コール(1996年 扶桑社ミステリー) Free Fall (1993)

粗筋はというと~ロスの私立探偵エルヴィス・コールは、清楚な美人から「最近どうにもおかしい、婚約者」の調査を依頼された。その婚約者マークは、制服警官から前科者を監視する特別チームに抜擢されて喜んでいたのに、今では何かに怯えて秘密主義になったという。で、聞き込みの結果、数カ月前から特別チームの様子がおかしいことが判明。どうやら逮捕の際に死亡した黒人容疑者の事件が関係しているようだ。さらに、特別チームと黒人ギャングの癒着も見え隠れし…という物語。

もうね、圧倒的に面白いのである。ロバート・B・ パーカーのスペンサー モノが好きな方、こっちの方が断然面白いよ。
このシリーズは全て絶版で、初期の作品は特に手に入り難いと思われるけども~最初の2冊は普通の出来なので、すっ飛ばしてね(ゑゑゑ)、↓これ以降の

@ララバイ・タウン ― ロスの探偵エルヴィス・コール(1994年 扶桑社ミステリー) Lullaby Town (1992)
@ぬきさしならない依頼 ― ロスの探偵エルヴィス・コール(1996年 扶桑社ミステリー) Free Fall (1993)
@死者の河を渉る ― 探偵エルヴィス・コール(2000年 扶桑社ミステリー) Voodoo River (1995)
@サンセット大通りの疑惑 ― 探偵エルヴィス・コール(2000年 扶桑社ミステリー) Sunset Expres (1996) - シェイマス賞長編部門受賞


↑攻めるべきは、この4冊に絞られるべし(誰に言ってんの?(爆))
ささっちゃん部長
猫の写真が全く無いので・・・・






ささっちゃん部長
毎年12月恒例の・・・・・・







ささっちゃん部長
去年の写真に手を出す・・・・・








ささっちゃん部長
ワタクシを・・・・







ささっちゃん部長
許して(汗。



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