猫と活字中毒者の私生活切売り日記

広義の推理小説好きなmadaraが飼い猫きなみ社長、雲丹専務、笹身部長との日常を綴ります。

ささっちゃん部長





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今日はこれ以降、ミステリネタのみ。




中年の翻訳ミステリファンのワタクシ達(?)にとってマット・スカダーシリーズは、誰もが一度は耳にした事があり且つ、手に取った事のある人気シリーズだ。
日本でも長きに亘って邦訳され続けているので(版元は度々変わっている)ファンの方も多いと思うんだけど、その読んだ時期があまりにも昔で「読んだことは覚えているけど内容を思い出せない」ってものばかりじゃない?。
ワタクシの場合は、懐かしいから読んでみるかっと再読し、感動し、良いなぁ~好きだなぁ~っと読了するんだけども、また10年後に「どんな作品だったっけ?読んでみるか」っとまたも再読という、アルコールハイマーの負のループに落ち込み続けて来た。が、もう大概で止めようと(ゑ)これからは読んだらすぐに(←ココが重要)粗筋を、(自分のために(ゑ))1記事に纏めて書き残しておこうと思う。

ローレンス・ブロックは短編も数多く執筆しているけれど~そこまで手が伸びるかは今のところ未定なので、長編だけ、まずはリストアップ。

マット・スカダー・シリーズ 長編:

過去からの弔鐘 Sins of the Fathers(1976)
冬を怖れた女 In the Midst of Death(1976)
一ドル銀貨の遺言 Time to Murder and Create(1977)
暗闇にひと突き A Stab in the Dark(1981)
八百万の死にざま Eight Million Ways to Die(1982) - PWA賞最優秀長篇賞 映画「800万の死にざま」(1986)ハヤカワ・ポケット・ミステリ・ブック)1431/ハヤカワ・ミステリ文庫

聖なる酒場の挽歌 When the Sacred Ginmill Closes(1986)
慈悲深い死 Out on the Cutting Edge(1989)
墓場への切符 A Ticket to the Boneyard(1990)
倒錯の舞踏 A Dance at the Slaughterhouse(1991) - エドガー賞 長編賞
獣たちの墓 A Walk Among the Tombstones(1992) 映画「誘拐の掟」(2014)

死者との誓い The Devil Knows You're Dead(1993) - PWA賞最優秀長篇賞
死者の長い列 A Long Line of Dead Men(1994)
処刑宣告 Even the Wicked(1996)
皆殺し Everybody Dies(1998)
死への祈り Hope to Die(2001)
すべては死にゆく All the Flowers Are Dying(2005)
償いの報酬 A Drop of the Hard Stuff(2011)

@過去からの弔鐘 Sins of the Fathers(1976)

あらすじは・・・元警官のアル中探偵スカダーへの依頼は、ヴィレッジのアパートで刺殺された娘の過去を探ってくれというものだった。娘は大学を中退し、その後、体を売って生活していたらしいのだが、同居していた青年により、生前の風貌が分らぬほどメッタ刺しされ、その上 死後に強姦までされていた。犯人の青年は死体のすぐそばで発見され、正気を失っているように見えたのだが、逮捕された後、独房で自殺。スカダーは、娘の父親からなぜ娘が殺されたのか、娘はどんな生活をしていたのか調べて欲しいと乞われ、二人の過去を調べはじめたが、意外な真相が明らかに・・・という展開。

これ、ほんとにひさびさに読んだんだけど~ちょっとだけネタばれしちゃうと、殺された娼婦と同棲していた犯人の青年はゲイだったんだよね。だから、この二人の間には実は肉体上の結びつきは無かったんだけども、作中では「二人はあと1年もすれば、肉体関係を正常に結べ、そして互いに愛し合い、結婚に到達していただろう」というようなくだりがあるんだよね。
今の若い人には想像もつかないだろうけど、この当時の小説内では「ゲイは治るもの」として扱われていて、「病気」というような扱いをされていたんだよね。こういうのを読むと時代だなぁ~っと感慨深いというか、当時は誰も違和感を持たずに読んでいた、読めていたんだなと。そしてね、この青年は牧師の息子という設定なんだよね。この当時としては異色作というか意欲作というか、触ってはいかんジャンルだったんじゃないかなぁ~っとか、時代背景も考えつつ読み進み、2015年12月5日、たぶん3度めの読了。

この時点では、エレインはスカダーから金を取っている(謎。



@暗闇にひと突き A Stab in the Dark(1981)

若い女性ばかりを狙った、9年前の連続刺殺事件はニューヨークを震憾させた。犠牲者は皆、全身に無数の傷を受け、その見開かれた両眼は、アイスピックでひと突きされていたのだ。ブルックリンで殺されたバーバラも、当時その犠牲者の一人と考えられてしいた。が、数週間前に偶然逮捕された犯人は、バーバラ殺しだけを頑強に否定し、アリバイさえも立証されたという。警察の捜査再開も期待できず、父親はスカダーに真犯人深しを懇願したが…という物語なんだけど。
スカダーは警察官として、事件当時の9年前にバーバラの無残な姿を目にしていたんだよね。で、被害者の父親は、バーバラ殺しの犯人だけが特定されていないのに、警察は再捜査を始めない事に苛立ち、担当刑事から「事件当時に警官だったスカダーが私立探偵をやっている」と言われ、そんでスカダーに「真犯人を探し出してくれと頼って来るわけだけど、なんせ事件は9年前で、スカダーは苦戦しつつも事件にのめり込んでいくわけです。(この事件で彫刻家のジャンに会い、この時点では二人ともアル中。
2015年12月15日、たぶん2度めの読了。




@八百万の死にざま Eight Million Ways to Die
アームストロングの店に彼女が入ってきた。エレインに紹介されてスカダーに会いに来たというキムは売春婦で、足を洗いたいので、代わりにヒモと話をつけてくれないかというのだった。わたしが会ってみると、その男は意外にも優雅な物腰の教養もある黒人で、あっさりとキムの願いを受け入れてくれた。だが、その直後、キムがめった切りにされて殺されているのが見つかった。容疑のかかるヒモの男から、わたしは真犯人探しを依頼されるが…という物語。
これ、たぶん読むのは3回目だったんだけど、最高にくだらないことにラストを読んで泣いてしまってね。この作品からスカダーシリーズがパワーアップするというか、スカダーがどん底に落ちているというか。とにかく黙って読め、といいたい作品。
スカダーはこの時点から断酒に取り組み始めていて、医者にはこのままだと死ぬよと警告を受けている)
2015年12月12日3回目の読了。






@獣たちの墓 A Walk Among the Tombstones(1992) 映画「誘拐の掟」(2014)

あらすじは・・・・麻薬ディーラーとして成功した、キーナンの魅力的な若妻フランシーンが、ブルックリンの街角で白昼堂々と何者かに誘拐された。 間もなく脅迫電話をかけてきた姿なき誘拐犯。その要求に応じ、キーナンは巨額の身代金を支払う。 しかし犯人が指定した車のトランクのなかにあったのは、変わり果てた妻の無惨な死体だった――。 犯人への復讐を誓うキーナンは、事件の手がかりを探るため元刑事のスカダーに調査を依頼するが…という物語。

映画ではキーナンはたしかロシア系だったっけ?原作ではアラブ系なんだけどね。
でね、誘拐された若妻は殺されて遺体となって帰って来るんだけど、小さく切り刻まれていて、そんでね、黒いビニール袋に小分けされて車のトランクに突っ込まれているという状態で返されるわけ。で、旦那は麻薬のディーラーというか元締めであるからして、警察に飛び込むわけにもいかず、妻の遺体を親戚の獣医師の経営する病院内にある動物用の窯で火葬しちゃうわけ。なので、事件は公にならないままなんだけど、旦那は復讐を誓い、スカダーに調査を依頼。そんでTJにも協力してもらい、調査は進むんだけど、実はこの妻の殺害以前に、犯人は何人もの女性を誘拐し、そして・・・・という展開である。
感想は詳しくは書かないけど、もう圧倒的な構成力と筋立ての確かさで、酔いしれつつ読了は間違いなし。
ほんでね、作者のローレンス・ブロックは筋立てとか物語の作り方ばかりがクローズアップされ褒められるけども、彼は人を造ってえがくことも上手い作家で、特に子供を書くと上手いんだよね。作中でえがかれている黒人少年のTJが現実にいるような、そんな錯覚さえ覚える。物語でえがかれている事件は暗く陰惨だけど、スカダーとTJの絡みが明るいので、そこが救い。

これ以上は、ネタばれに繋がるので~だまされたと思って(?)映画の前に読んでみてね。
と書きつつ、TJってどこら辺から登場するんだったっけ?記憶にない(汗)。2015年11月30日、たぶん2度めの読了。










自分の買い物用(ゑゑゑ)

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